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代表 大野まゆみの想い 2017年11月 2ページ目

第5節 物事の必然

なるようになる。必要があってなるのが今である。
だから、どんな時でも、何か意味があってこの苦しみを天は与えるのである。
それをやり続けるとふと「そうか、これをわからせるためにこのことが起きたのか」と察するようになる。
そうなると、また楽しい。

だから、人を育てることをやめない。お店を育てることをやめない。
私のミッションであると気づいたから。指圧は手段であったのだ。
人が育ってお店から巣立つ。巣立ちはとても寂びしいが、喜ばしいことでもある。
いかに3方良しに紐付していくか。3方良しになったとたん、運命はまた好転していく。


 


第1節 お店に対する想い・考え

昨年旧店舗が再開発になり、移転しました。
お店は私の命。その命を、再開発のために差し出すことになったのです。
お店をたたみ、父の介護をすることも出来ました。それでも、お店を続けることを選んだのです。
継続することが人生のすべてだ(といっても過言ではない)からです。
 
人は私を「いいわね、一人で」といいます。本当にそうだと思います。
「一人は楽ではないが、不便ではない。」し、自分で考えて、自分の行動を決められるからです。
その代り責任は100パーセント自分にあります。(本当は一人の人でなくともそうなのだが、気づいている人はあまりいない)
「ちょっとした相談ができない。」逆に言えば、ちょっとした相談をしてしまうから、人の意見が入ってしまい、思う通りならずイライラする人になってしまう。

だから、私は幸せだと思います。
自分の道を、自分の責任で歩み続けることができるからです。
お店があり、そこにはお客様もスタッフもいます。孤独ではないし自由です。
こんなに素晴らしいことはありません。

共存共栄。
独歩共生。
龍となれ雲おのずと来る(武者小路実篤)

このことを、実践できるのです。
 
スタッフみんなが良ければお店が良い。
「みんなが良い」ようにするために時間をかけます。

具体的には
ミーティングは必ず3人で行います。
Aさんが話す。AさんとBさんが会話し始める。Cさんは客観的に聴いている。
Bさんが話す。BさんとCさんが会話する。Aさんは客観的に聴いている。

このように、「客観的に聴く」時間を作りだします。そのことで、物事を深く考えることが出来るようになります。
1対1だと、相手の意見を考える時間がないのです。

人間「自分が正しい」と思って行動していますから、1対1だと意見の対立が起こり、本当は相手が正しいことでも、なかなか相手を認めることはできにくくなります。
結果、判断を間違えることが多くなってしまうのです。認めあえる社会を実践し、皆が良くなる仕組みをつくっているのです。
 
3人がいない時は、紙上を1人と考えて話し合います。
AさんとBさんと紙で、3者をつくりだします。紙には出来事と意見が記入してあります。
紙を1人と考えると、AさんとBさんが紙の内容を良く読み、理解しようと考えます。
すると、不思議に3者会談になって、判断がスムーズになります。
 
3者がよいと気づいたのは。
 
「相手良し自分良し世間良し。」近江商人の教えでした。
 
必ず3方良しを念頭に考えれば、必ず3方良しになるのだから不思議です。
 
以前の私は、3方良しではなく「自己犠牲」の人でした。
いつも自分が我慢、自分だけが頑張ればよい、と思っていました。
けれどその様なことを相手は望んでいないし、逆に迷惑なのだと気付いてからは、とても良いリーダーであると自負しています。

3方良しが簡単だからです。簡単にできるからです。
3方良しを大原則におくと、ほぼ間違わないことがわかったからです。

 


第2節 業界に対する想い・考え

業界の体質は、良い意味で頑固です。
技術者ですから、「自分」をしっかり持っています。
しかしその反面、コミニュケーション力はやや少ない気がします。だから、一人になりがちです。

この業界の人たちは、心優しすぎて社会に適応できにくい人が多いと思います。
人間関係の壁にあたり、身を引いてしまうタイプです。
夏目漱石の草枕のように「生きにくい」と思っている人が多いような気がします。
 
山路を登りながら、こう考えた。 智に働けば 角が立つ。
情に 棹させば流される。意地を 通せば 窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
 
しかし、この世は「生きにくくない」のです。
アサーティブなコミニュケーションをとることで、自分も楽に人とかかわれるようになります。

ただのスキル(マニュアル)を身につければよいだけだからです。
できないのは、そのスキルを教えてくれる人がいなかったか、いても気づかなかったかなのです。
そのような業界人を理解し、適切な援助を行うと必ず、人は育ちます。
一人の力は小さくても、一人一人が一隅を照らすおもいで行動し続ければ、業界が良くなる。
世の中も良くなる。自分も良くなる。だから、業界の人を育て続けています。
 
山路を下りながら、べベンが考えた。
智を人のために役立てて、 情に 感謝して「ありがとう」。
意地と度胸で 乗り切れば 、ほんにこの世は素晴らしい。(うなりやベベン)
 
 
一人で育てているわけではなく、スタッフがいる。
縁あって一緒の職場にいるスタッフ。それぞれの良さを引出し、協力しあえる関係です。
お店では私はトップではなく、コアなのだと思っています。
施術者の業界を元気にすることが、私の元気にもつながります。


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