代表 大野まゆみの想い

第3節 死生観

限りある命。どうせ生きるなら楽しく生きよう、役に立つ人になろう、いつ死んでも悔いのないように生きようと思っている。

具体的には、今死んでも良いように「完了ぐせ」をつけている。洋服はたたんでおく。洗濯物はためないなど、何事も終わらせるようにしている。ただ、疲れすぎた時は、できないこともある。やるかやらないか、自分の決断に自信を持つことにしている。特に父の介護の時などは「これをやれば、自分の体がきつい。でも、やらなければ必ず後悔する。だから、体を壊さない位の、『ぎりぎりで生きる。』」と決めて行動した。不思議なことに、そこに回路は拓けることを実感した。

また、日野原重明氏のように「ミッション(使命)」を持って生きている人は病気をしない。さらに、108歳まで生きた天海和尚の教えや、貝原益軒の「養生訓」は素晴らしいと実践している。

天海

「気は長く、務めはかたく、色薄く、食細くして、心広かれ」
「長寿は粗食、正直、日湯、だらり、ときおり下風あそばされかし」

 
養生訓

人の身は父母を本(もと)とし、天地を初とす。天地父母のめぐみをうけて生まれ、また養はれたるわが身なれば、わが私の物にあらず。天地のみたまもの(御賜物)、父母の残せる身なれば、つつしんでよく養ひて、そこなひやぶらず、天年を長くたもつべし。これ天地父母につかへ奉る孝の本也。身を失ひては、仕ふべきやうなし。わが身の内、少なる皮はだへ、髪の毛だにも、父母にうけたれば、みだりにそこなひやぶるは不孝なり。


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